OSG Roycoのラックダイスは、大量生産される自動車部品のインボリュートスプライン転造加工で工具寿命を延ばし、安定した生産が可能
Vanesa Aguilera, Francisco Arteaga and Oscar Morales | OSG Royco
2006 年に設立されたAmerican Axle & Manufacturing de México, S. de R.L. de C.V. (AAM) 社は、アメリカのデトロイトに本社を置き、世界17 か国に約80 拠点を有するAAMグループの一つです。同社は、金属成形技術で電気、ハイブリッドおよびエンジン自動車の駆動系部品の設計、製造を行い、世界をリードする自動車メーカへ直接部品を供給しています。
American Axle & Manufacturing de Méxic 社の所在地はグアナファト州シラオ市です。近年、同社は自動車に使用されるスプラインヨークシャフトの製造におけるラックダイスの性能に問題を抱えていました。同社はこのスチール製の部品を2019 年から製造しており、年間生産本数は約50 万本です。この部品のスプライン加工にはAnderso-Cook 社製スプライン転造盤が使用されており、同社はこの転造盤を10 年以上使用しています。一方、加工中に転造盤の調整を行う必要があり、この調整に多くの時間が費やされていることが問題でした。

左からラックダイスによる加工前後のスチール製スプラインヨークシャフト。機械加工後、シャフトにスプラインを転造加工します。
当初、American Axle & Manufacturing de Méxic 社は、他社(2 社) のラックダイスを使用していました。このラックダイスは価格を重視して選定されました。これらのラックダイスでのスプライン転造は精度に大きなばらつきがあり、多くの調整が必要でした。また、同社はこのラックダイスの再研磨サービスも利用していましたが、再研磨されたラックダイスにはライナーが取り付けられていなかったため、それらを個別に取り付ける必要がありました。さらに、加工中にライナーが頻繁に外れてしまい、その度に再調整のため転造盤を停止していました。

Anderso-Cook 社製スプライン転造盤は、スチール製のスプラインヨークシャフトのスプライン転造加工に使用されます。
OSG Royco 営業アドバイザーFrancisco Arteaga と営業担当Oscar Morales が訪問した際にOSG Royco のラックダイスをテストする機会を得ました。Arteaga と Morales は、ラックダイスのアプリケーションで問題を抱えていることに気づき、サポートしたいと考えました。American Axle & Manufacturing de Méxic 社は彼らの提案を高く評価し、テスト用として使用済みのラックダイスを OSG Royco に提供しました。再研磨されたラックダイスの性能は大幅に向上し、OSG Royco のラックダイスの試用につながりました。

OSG Royco 製ラックダイスは、最高品質の鋼材とユーザ自身で転造プロセスの最適化ができるように最新の設計技術で製作されています。OSG Royco 製ラックダイスは、スプライン、ねじ、溝を含む用途に優れています。ラックダイスを単体で使用することも、組み合わせて、スプラインや溝などの複数の要素を同時に転造加工することもできます。
OSG Royco のラックダイスは、最高品質の鋼材とユーザ自身で転造プロセスの最適化ができるよう最新の設計技術を活用して製作されています。またラックダイスの取り付け時に必要となる機械の調整が不要です。簡単にラックダイスの取り付けができるとともに、完璧なワーク精度が保証されたため、取り付け時間の短縮と、不具合品の発生を抑えることができました。OSG Royco のラックダイスは、スプライン、ねじ、溝を含む転造加工に最適です。ラックダイスを単体で使用することも、組み合わせてスプラインや溝などの複数の要素を同時に転造加工することもできます。
寸法が長さ48 インチ、幅4.25 インチのOSG Royco の新しいラックダイスと他社品との比較試験が行われました。他社品の工具寿命は平均25,000 個でしたが、OSG Royco は、他社品の2倍以上となる65,000個の耐久性を実現しました。OSG Roycoは、高品質なツーリングソリューションを提供するとともに、American Axle & Manufacturing de Méxic 社が機械の状態を改善することで得られる工具の長寿命化に対しても支援を行いました。

OSG Royco のラックダイスは、取り付け時に必要となる機械の調整が不要です。
「OSG Royco のラックダイスを使用すると、加工がはるかに安定します。さらに、多くの調整を行う必要がなくなり、ラックダイスの寿命が向上しました」とAmerican Axle & Manufacturingde Méxic 社ツールエンジニアのManuel Cruz Valerio 氏は述べています。
OSG Royco は、メキシコのグアナファトにあるグアナファト テクニカル センター(GTO テクニカル センター) でラックダイスの再研磨サービスを提供しています。このサービスを利用すると、新しいラックダイスを購入するよりも大幅なコスト削減につながります。使用済みのラックダイスは、ダイス歯面を除去し、新しいダイス歯面を再研磨します。再研磨後、ライナーを取り付けて新品と同じ寸法にします。
OSG Royco で再研磨されたラックダイスは、ばらつきのない一貫した品質を示します。さらに、Valerio 氏はOSG Roycoの技術サポートに大変満足しています。

左から OSG Royco 営業アドバイザーFrancisco Arteaga、American Axle & Manufacturing de México 社ツールエンジニアManuel Cruz Valerio 氏、OSG Royco 販売担当Oscar Morales、メキシコ、グアナファト州シラオ市にある AAM 社の工場にて。
「解決策が必要なとき、OSG Royco には専門家チームがサポートしてくれるので安心です。グアナファトにあるOSG Royco の工場が近いことは、納期の短縮に貢献しています。緊急事態が発生した際、早急に問題解決ができると知り安心しました」とValerio 氏は述べました。
OSG Roycoおよび American Axle & Manufacturing社の詳細については、こちらをご覧ください。

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