リーマ業界のリーディングカンパニー エフ・ピー・ツール

リーマ技術で製造業の未来を切り拓く

リーマ業界のリーディングカンパニー エフ・ピー・ツール株式会社

エフ・ピー・ツール株式会社は、京都に本社を構えるリーマ専業メーカとして、日本国内のリーマ市場でトップシェアを誇っています。現在はオーエスジーグループの一員として、世界の製造業を支えるため、リーマの高度な技術開発と、さらなる高精度化を追求しています。社名の「エフ・ピー・ツール(F.P. Tools)」は「Fine Precision(精密)」を意味し、モノづくりへの誇りと姿勢を象徴しています。

エフ・ピー・ツール株式会社は1932年、大阪精密機械工具研究所として創業し、アジャスタブルリーマの研究に着手しました。その後、1944年に「光精工株式会社」へ社名を改め、精密切削工具の製造・販売を本格的に展開しました。2002年に現在の「エフ・ピー・ツール株式会社」へ改称し、2020年、オーエスジー株式会社のグループ企業として新たな歩みを進めることになりました。

2023年、長年培ってきたリーマ専業メーカとしての技術を応用し、通り穴・止り穴のどちらの加工形態にも対応する超硬ジェットリーマを発表しました。

さらに2025年には、「精度」「品質」「寿命」のすべてにおいてワンランク上の加工性能を実現する新ブランド「F-PREMIUM」を立ち上げ、2026年に第一弾となる超硬プレミアムリーマFPRの製造・販売を開始しました。エフ・ピー・ツール株式会社(以下、エフ・ピー・ツール)は、80年以上にわたる伝統と革新を融合させ、高品質なソリューションを世界に提供し続けています。

安定した高精度な穴加工に欠かせないリーマ

穴加工に用いられる工具としては、一般的にツイストドリル(以下、ドリル)が使用されます。ドリルは、高能率な穴加工が可能になるように改良が進んできました。しかし、高い真円度や厳しい寸法精度が求められる場合は、ドリルだけでは対応が難しいケースがあります。そこで必要になるのがリーマです。一般的なドリルが2枚刃の設定に対して、リーマは高精度な穴加工を実現するため、4枚刃から8枚刃以上の刃数に設定しています。ドリルで加工した穴(下穴)に対してリーマで仕上げ加工を行うことで、真円度や表面粗さが向上し、穴径の安定性が大幅に改善します。ドリルだけでは難しい穴の精度を高めることがリーマの大きな役割です。

リーマ加工を行う目的と加工精度

リーマ加工を行う最大の目的は、「穴加工の品質を最大限に高めること」です。ドリル加工のみでは真円度や表面粗さが要求精度を満たさない場合があります。リーマは厳しい穴精度の基準を満たすように設計されています。リーマ加工を行うことで「高い真円度」と「滑らかな表面粗さ」が得られます。また量産加工では、厳しい穴精度を安定して維持しながら加工を継続することが求められます。リーマ加工であれば、最適なリーマ仕様と、要求される穴精度に適した直径を設定することで工具寿命が安定し、工具の定期交換が可能になります。厳しい穴精度であってもばらつきなく加工を続けることが可能になります。

穴加工で求められる主な評価項目には真円度、円筒度、表面粗さ、寸法精度が挙げられます。一般的な基準として、真円度・円筒度10μm以下、表面粗さRa0.8~3.2μm、Rz3.2~12.5μm、穴の公差等級IT7(代表的な公差域:H7)です。リーマはこれらの厳しい加工精度の要求に対し、高い切削性能によって安定した加工精度を実現し、高度な加工を必要とする製造現場において、品質と生産性の向上に大きく貢献します。

エフ・ピー・ツールの強み

エフ・ピー・ツールのリーマは「仕上げ加工の匠」として、穴加工において卓越した精度を実現し、20,000社以上のユーザに採用されています。「品質第一・顧客第一」を理念とし、標準仕様で直径0.005mmとび、超精密加工仕様では0.001mmとびの幅広いサイズバリエーションをラインナップしています。

超硬・ハイス・サーメットなど多様な工具材質で製作可能です。さらに、精密な寸法管理のもとで製造される各種コーティングリーマを揃えることで、幅広い被削材や用途に対応できる製品構成を実現しています。

主な製品ラインナップは以下の通りです。

  • 超硬リーマ:耐摩耗性、耐溶着性と剛性に優れ、高速加工や長寿命で高精度な加工が求められる量産加工に最適です。
  • サーメットリーマ:耐摩耗性、耐溶着性に優れたサーメット材を採用。加工硬化を起こしやすいステンレス加工に特化し、高速加工と優れた仕上げ面精度を両立します。
  • ハイスリーマ:高い靭性により、一般被削材に幅広く対応します。多品種少量生産や汎用加工で高いコストパフォーマンスを発揮します。
  • コーティングリーマ:被削材に適したコーティングを選定することで、超硬リーマやハイスリーマの加工能率・工具寿命・適用範囲をさらに向上させます。
  • 特殊品リーマ:刃径・長さ・刃形状など、あらゆるお客様の要望に合わせて設計・製作が可能です。段付きやテーパ形状など複雑な形状にも対応します。小ロットから量産品まで柔軟に対応する体制を整えています。

その他、リーマ製造技術を活かした精密微細穴加工用超硬ドリルもラインナップしています。

エフ・ピー・ツールのリーマや超硬ドリルは、超高速加工や切りくず処理が難しい止り穴形状、硬度の高い焼入れ鋼、難削材、精密微細穴加工など、幅広い用途に対応しています。約6万点に及ぶ標準品を取り揃えるほか、刃径公差0.001mmの高精度を実現した「超硬μ(ミュー)リーマ」は安定した超精密加工が可能です。幅広い生産ニーズに応えるため、より高精度なリーマづくりを追求し続けています。

品質管理

エフ・ピー・ツールはISO 9001、ISO 14001を取得し、品質と環境に配慮した運用体制を構築しています。特に品質管理には注力しており、国際規格に基づく運用に加えて、JISの規定を超える厳しい社内基準を適用しています。

さらに、品質管理部門と製造部門の責任を明確に分離することで、独立した品質管理体制を確立しています。これにより、厳格な検査を実施でき、安心して使用いただける製品を提供しています。

技術支援とサービス体制

エフ・ピー・ツールは製品提供にとどまらず、ユーザの課題解決に向けた技術支援を包括的に行っています。熟練エンジニアが全国各地を訪問し、工具損傷状況や穴精度(真円度、円筒度、表面粗さ)を数値で評価したうえで、工具選定や加工条件の最適化、工程改善など再現性の高いソリューションとして提案します。

VA(Value Analysis)・VE(Value Engineering)活動では、ヒアリング、現場診断(オンライン対応可)、課題分析、試作評価、導入、切削条件の最適化、導入効果の検証まで一貫してサポートし、コスト、加工プロセス、工具性能を総合的に提案します。これにより、生産時間の短縮、工具寿命の延長、不良率の低減、特殊材料や複雑な形状への加工対応など、製造現場の生産性向上に貢献します。また、国内の販売代理店と連携した共同訪問、オンライン会議、セミナーなどを通じて迅速かつ的確な技術を提案する体制を強化しています。

2020年にオーエスジーグループとなったことを契機に、オーエスジーのグローバルネットワークを活かし、世界中のユーザへ高品質な製品とサービスを届けています。

精密加工分野における導入実績

エフ・ピー・ツールの製品は、自動車部品、航空機部品、電子部品、金型部品、流体部品など、高い加工精度が求められる幅広い分野で採用されています。

導入例として、自動車部品メーカが量産ラインでの仕上げ寸法精度不良を改善し、不良率の大幅な削減に成功しました。精密機器メーカでは、他社では対応が難しかった1μm公差の穴加工の安定化を実現しています。航空機部品メーカでは、難削材加工に適した特殊品リーマが採用されています。医療機器メーカでは、内視鏡部品加工において、導入後の切削条件の見直しを含む技術支援により品質を向上させました。

エフ・ピー・ツールのリーマは、このように幅広い業界で成果を上げています。

今後の展望

日本を代表するリーマメーカとして、エフ・ピー・ツールは伝統と革新を融合し、「Made in Japan」の品質を世界に届け続けます。今後も、オーエスジーのグローバルネットワークを活かし、多様な加工ニーズに応える先進的なソリューションを提供していきます。

「明るく、楽しく、元気よく」をモットーに、ユーザ、販売代理店との信頼関係を大切にしながら、「リーマの世界を制する」という強い想いを胸に、技術革新へ挑戦し続けます。高精度切削工具のリーディングカンパニーとして、業界の未来を切り開き、世界の製造業の発展に貢献していきます。

詳細はhttps://fptools.com/をご覧ください。