ダイヤモンド工具

地球上で最も硬い鉱物で作られる工具 海東菜々美 | 株式会社日新ダイヤモンド ダイヤモンド切削工具 ダイヤモンド切削工具とは、工具の切れ刃部分にろう付けなどの方法でダイヤモンドを取り付けた工具のことをいいます。市場には多種類のダイヤモンド工具があり、製造方法や用途によって分類されています。ダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物であり、硬度、強度、化学的安定性(600K以下の低温)、摩擦係数0.1以下という優れた特性を持っています。これらの特性により、他の素材の切削工具と比較して極めて高い精度が得られます。また、ダイヤモンド工具は刃先を再研磨することができるため、環境にも優しい工具といえます。 日新ダイヤモンドは、豊富なバリエーションの人工単結晶ダイヤモンド切削工具とPCD(多結晶ダイヤモンド)切削工具を提供しています。 本製品は、その優れた硬度と熱伝導性により非金属材料、非鉄金属の加工に最適です。IT、家電、建設機械、自動車、航空宇宙、医療機器などの業界でよく使われています。特に近年では、小型でかつ超精密さと鏡面仕上げが要求される光学部品や金型の加工におけるダイヤモンド工具の需要が高まっています。 株式会社日新ダイヤモンドのダイヤモンド切削工具 株式会社日新ダイヤモンドは、滋賀県高島市に本社を置く切削工具メーカです。同社は1968年の創業以来、ダイヤモンド工具の開発、製造、販売を行っています。2006年9月、日新ダイヤモンドはオーエスジー株式会社の連結子会社となりました。 日新ダイヤモンドのオペレーター。日本最大の淡水湖である琵琶湖の北西部に位置する高島市に本社とあいば工場があり、現在約45名の従業員が働いています。 同社は、天然ダイヤモンド切削工具、人工単結晶ダイヤモンド切削工具、PCD(ダイヤモンド焼結体)切削工具、PcBN(立方晶窒化ホウ素)切削工具の製造・販売を行っています。 天然ダイヤモンド切削工具 天然ダイヤモンドは、地球のマントルの中で炭素が数十億年かけて超高圧高温で結晶化してできたものです。刃物として最高の切れ味を発揮しますが、天然物であるため、品質には大きなばらつきがあります。しかし、刃物としての圧倒的な切れ味は非球面レンズの金型などの超精密加工には欠かせません。 天然ダイヤモンド切削工具は、主にアルミニウム合金の仕上げ加工に使用されます。既存のインデキサブル(スローアウェイチップ)にダイヤモンドをろう付けしたり、超硬へろう付けすることで刃物として製造することができます。ダイヤモンドの特性を活かして、微細・超精密加工の加工精度向上を実現します。 人工単結晶ダイヤモンド切削工具 人工ダイヤモンドは、炭素を主原料とした成分を高温高圧の条件下で徹底した品質管理のもとで結晶化され製造され、安定した供給が可能です。また、天然ダイヤモンドと化学構造は同じながら、不純物、欠陥、歪の少ない安定した結晶である為、切削においても安定した性能を発揮できます。 アルミニウム合金のワーク比較。左側がPCD工具で加工したワーク(加工面粗さRa 300n)、右側が日新ダイヤモンドの人工単結晶ダイヤモンドで加工したワーク(加工面粗さRa 50n)。人工単結晶ダイヤモンドによる加工ワークの表面粗さは、PCD工具の6倍以上。日新ダイヤモンドの人工単結晶ダイヤモンド切削工具は、透明度の高い樹脂加工や光学部品、自動車関連部品の精密加工など、安定した品質と長い工具寿命を必要とする加工に威力を発揮します。 天然・人工単結晶ダイヤモンド切削工具は、特殊なろう付け技術と研磨技術により製造され、主に透明度の高い樹脂加工や光学部品、自動車関連部品の精密加工など、安定した品質と工具寿命を必要とする加工に威力を発揮します。 PCD(ダイヤモンド焼結体)切削工具 人工単結晶ダイヤモンドと同様に、多結晶ダイヤモンド(PCD)もダイヤモンドの一種です。PCD切削工具は、非鉄・非金属材料の加工に最も多く使用されます。自動車部品の性能向上に伴い、アルミニウム合金も改善され、工具性能の重要性が高まっています。PCD切削工具は、安定した精度が得られるとともに、超硬工具よりも長寿命を実現します。耐久性に優れているだけでなく、部品品質の向上と、切削速度の高速化による生産サイクル全体のコストを大幅に削減します。 PcBN(立方晶窒化ホウ素)切削工具 立方晶窒化ホウ素(PcBN)は、自然界には存在しない窒素とホウ素からなる人工鉱物です。cBN粉末は、六方晶窒化ホウ素(hBN)を高温高圧で処理することで作られます。また、コバルトやTiNなどのバインダーと呼ばれる結合材と一緒に高温高圧で焼き固められたものがPcBN焼結体です。PcBN切削工具はダイヤモンド工具では困難な焼入鋼、鋳鉄、焼結金属などの鉄系金属材料の加工に適しており、超硬工具と比較して高速・高精度加工が可能で、耐久性にも優れています。PcBNは大気中で1300℃まで酸化しません。 (ダイヤモンドは700℃から黒鉛化が始まります)その特性から、PcBNは鉄との反応が起こりません。ダイヤモンドに次ぐ硬度と熱伝導性を持ち、45HRC以上の合金鋼や鋳鉄の加工に適しています。 ダイヤモンド工具やPcBN工具は、多くの用途で優れた性能、精度、長い工具寿命を発揮します。日新ダイヤモンドは、コスト・納期・品質面での能力をさらに高めるとともに、新しい独自技術の開発を積極的に進め、進化する市場のニーズに対応していきます。 日新ダイヤモンドについての詳しい情報はこちら 株式会社日新ダイヤモンドについて 株式会社日新ダイヤモンドは、滋賀県高島市に本社を置く切削工具メーカです。同社は、1968年の創業以来、ダイヤモンド工具の開発、製造、販売を行っています。…

「タップくん」のプラスチックモデル新登場

プラスチックモデルは、日本の皆様には広く知れ渡っている、ディスプレイを目的としたスケールモデルです。一般的に箱から取り出してすぐに組み立てることができるキットになっています。日本製のプラスチックモデルは、高精度・高品質のレプリカとして愛好家たちの間で特に高い人気を誇ります。

機械・ツーリング・工具のパフォーマンスを最大化し、生産性のさらなる高みへ

一般的にアルミは被削性が良く、スチールと比べて高い切削条件で加工されることが多い材料です。近年では航空機産業を中心に、80kWを超える高出力加工機を用いた大型アルミ部品の超高速加工のニーズが高まっています。しかし機械の能力を最大限活かした超高速加工を実現するためは、機械主軸の先に取り付けられる工具とツールホルダには乗り越えなければならない幾つもの課題があります。

タップくん

タップくんはオーエスジー株式会社の公式ブランドマスコットです。1938年創業当時からの主力製品であるハンドタップをイメージした、架空のキャラクターです。親しみやすいキャラクターであるタップくんは、同社のブランドアンバサダーとして、ものづくりと地元愛知県の発展を応援しています。

測定が導く成功

製造分野で成功を収めるには、生産性と品質が鍵となります。生産性を高めようと思うときしばしば最初に思い付くのが、多大なコストがかかる最新のハイスペックな設備への投資です。一方、段取りのプロセスを改善すると大きな利益がもたらされる可能性があるのですが、そのような選択肢は一般的に見落とされがちな上、コストもかかるものと考えられているようです。とにかくどの工場でも、精度を確保するためには、工具の設定のために工具を測定する機械が必要なのです。

野尻 政敏

野尻 政敏は、25 年前にオーエスジー株式会社に入社しました。最初の5 年間は、世界最大のタップ製造工場であるオーエスジーの八名工場でタップ技術者として勤務。